散歩中の肉球の傷、足首の捻挫、交通事故など、怪我の種類に応じた応急処置と、すぐに病院へ連れて行くべきサインをまとめました。

| 項目 | ステージ1(軽度) | ステージ2(注意) | ステージ3(緊急) |
|---|---|---|---|
| 出血 | 5分以内に止まる | 10~15分の圧迫が必要 | 出血が続く・噴水のように噴き出す |
| 歩行 | 正常 | 足を引きずる | 足をつけない・麻痺 |
| 意識 | はっきりしている | 不安がる | もうろう・倒れる |
| 対処 | 家庭で観察してから来院 | 当日中に病院を受診 | ただちに24時間対応の救急病院 |
1つでもステージ3に該当する場合は、すぐに救急病院へ移動してください

すぐに救急外来を受診すべきサイン
以下の症状が一つでも見られた場合は、自宅で処置しようとはせず、直ちに24時間対応の動物病院へ搬送してください。意識の低下、歯茎の蒼白または灰色化、非常に速い呼吸やパンティング、10分間圧迫しても出血が止まらない、脚が異常な角度に曲がっている、腹部が張って膨らんでいる。これらの兆候は内出血やショック、骨折を意味する可能性があり、搬送中の時間がそのまま生存率につながります。

猫の散歩中の怪我はより危険です。
猫は痛みを隠す本能が強いので、怪我をしても静かに隅に隠れてしまうことが多いです。散歩中の脱走・転落・他の動物との接触後は、呼吸・食欲・歩き方をより敏感に観察する必要があります。特に胸部への衝撃は外傷性肺挫傷につながる可能性があるため、事故当日は平気そうに見えても翌日突然呼吸困難が現れることがあります。外出後に普段と違う点が少しでもあれば、病院で相談してください。


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Harris GL, Brodbelt D, Church D, et al. Epidemiology, clinical management, and outcomes of dogs involved in road traffic accidents in the United Kingdom (2009–2014). Journal of Veterinary Emergency and Critical Care, 2018;28:140–148.
[2] King LG, Boag A. BSAVA Manual of Canine and Feline Emergency and Critical Care, 3rd Edition
[3] Silverstein DC, Hopper K. Small Animal Critical Care Medicine, 3rd Edition
[4] Little SE. The Cat: Clinical Medicine and Management, 2nd Edition