ペットがコードをかじったり感電したりした場合の応急処置と、動物病院への搬送基準をまとめました。素手で触れないなど、飼い主様の安全を守るための注意点も併せてご紹介します。

| 項目 | 軽症 | 中等症 | 重症 |
|---|---|---|---|
| 意識 | 正常 | ぼんやり・震え | 意識なし・けいれん |
| 口の中の状態 | 赤い跡 | 水ぶくれ・潰瘍 | 黒く焦げたやけど |
| 呼吸 | 正常 | 速くなる・ゼーゼー | 息苦しさ・チアノーゼ |
| 対処 | 観察+病院検査 | すぐに病院 | 救急へ直行+酸素 |
軽症に見えても感電から数時間後に肺水腫が遅れて現れることがあるため、病院での検査が必須です

このような場合は、すぐに救急病院へ直行してください。
次のいずれか1つでも該当する場合は、1分たりとも遅れずに24時間対応の動物救急病院へお連れください。 - 意識がない、または呼びかけても反応が鈍い - 口や歯茎が青紫色または蒼白である(チアノーゼ) - 息切れしている、または泡を混じえた咳をしている - けいれんや発作が止まらない - 口内に黒く焦げたような傷が見られる - 排尿できない、または倒れている 搬送中は、愛犬・愛猫の頭部をやや低くした姿勢で毛布に包み、体温を保ってください。

猫・小型犬・犬はより危険です
同じ電圧でも、体が小さいほど電流密度が高くなり、被害が大きくなります。 - 犬・猫: 好奇心からコードを噛むことが最も多く、口腔内の火傷の割合が高いです。 - 短頭種(パグ・ブルドッグ・ペルシャ): 元々呼吸器が弱いため、肺水腫からの回復が遅くなります。 - 心臓病の基礎疾患: 不整脈が生じると、危険性がさらに高まります。 このような子は、症状が軽そうに見えても、最低24時間の入院観察をお勧めします。


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Small Animal Critical Care Medicine, 3rd Ed — Electrical Injury Chapter
[2] Plumb's Veterinary Drug Handbook — Emergency Protocols
[3] Kirk's Current Veterinary Therapy XV — Pulmonary Edema Management