犬の腎不全の初期症状と段階別の管理法をまとめました。早期発見が腎臓の健康を守るための鍵となります。

| 段階 | クレアチニン | 腎機能の状態 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| 1段階 | 正常範囲 | 機能維持(腎異常あり) | 症状ほとんどなし |
| 2段階 | 軽度上昇 | 軽度低下 | 飲水量・尿量増加 |
| 3段階 | 中等度上昇 | 中等度低下 | 食欲低下・嘔吐 |
| 4段階 | 高度上昇 | 高度低下(重症) | 尿毒症・重度の脱水 |

すぐに病院へ連れて行かなければならない緊急のサイン
長時間全く尿が出ない場合、激しい嘔吐が持続的に繰り返される場合、意識が朦朧として体を支えられなくなる場合は、緊急事態です。尿毒症が重度になると、神経系を含む全身に深刻な悪影響を及ぼす可能性があるため、直ちに動物病院の救急外来を受診する必要があります。

品種別の注意点
コカースパニエル、ブルテリア、シャーペイ、バセンジー、サモエドなどは、遺伝的に腎臓疾患にかかりやすい品種です。これらの品種は、幼い頃から定期健診を受けることをおすすめします。口腔ケアは全身の健康維持にとって重要な要素ですので、定期健診の際には獣医師と一緒に口腔内の状態もチェックしてもらいましょう。


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Notes on Canine Internal Medicine, 4th Edition, Wiley-Blackwell
[2] Sink, C. & Weinstein, N., Urinalysis in the Dog and Cat, Wiley-Blackwell
[3] Schaer, M. & Gaschen, F., Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Edition, CRC Press