ペットの窒息は、異物や腫脹、腫瘍などが気道を塞いで呼吸ができなくなる緊急状態です。黄金時間である4分以内に処置する必要があります。

| 項目 | 第1段階(部分閉塞) | 第2段階(重度閉塞) | 第3段階(完全閉塞) |
|---|---|---|---|
| 呼吸 | ゼーゼー・荒い息 | あえぎ・息を吸いにくい | 呼吸音がない |
| 咳 | ずっとゲホゲホ | 弱くゲホゲホ | できない |
| 歯茎の色 | ピンク | 蒼白・灰色 | 青紫色(チアノーゼ) |
| 意識 | はっきりしている | 不安・落ち着かない | ぐったり・失神 |
| 対処 | 落ち着いて観察・病院へ移動 | 直ちに口の中を確認・移動 | ハイムリック法+直ちに搬送 |
舌や歯茎が青くなったら第3段階と判断します

今すぐ救急病院へ——3つのサイン
舌や歯茎が青ざめている、あるいは意識を失って倒れている場合は、すぐにハイムリッヒ法を試みながら、最寄りの24時間対応の動物病院へ向かってください。自分で異物を取り出そうとして指を深く差し込むと、かえって異物が奥へ押し込まれる可能性があります。目に見える異物だけを優しく取り除き、見えない場合は無理をしないようにしてください。

猫や短頭種は特に注意が必要です。
猫は犬よりも気道が狭く、ストレスにも敏感なため、無理やり口を開かせると喉頭痙攣を引き起こして状態が悪化する可能性があります。一度試してみて異物が取れない場合は、すぐに病院へお越しください。ブルドッグ、パグ、シーズー、ペルシャなどの短頭種は、普段から気道が狭いため、軽い異物でも完全な閉塞を引き起こすことがあります。暑さや興奮の後で呼吸が荒い場合は、すぐに体を冷やし、落ち着かせる必要があります。


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Small Animal Critical Care Medicine, 2nd Ed, Silverstein & Hopper, Chapter on Upper Airway Obstruction
[2] Textbook of Veterinary Internal Medicine, 8th Ed, Ettinger, Feldman & Cote, Respiratory Emergencies
[3] BSAVA Manual of Canine and Feline Emergency and Critical Care, 3rd Ed