猫がトイレで力んでも尿が出ない場合は、排尿困難の症状です。原因や緊急性の判断から病院での治療プロセス、家庭でのケア方法まで、一目でわかるようにまとめました。

| 項目 | 軽症 | 中等度 | 重症(緊急) |
|---|---|---|---|
| 尿の状態 | 少量出る | ぽたぽたと出る | まったく出ない |
| 痛みの反応 | 少し不快そう | 姿勢の異常・鳴く | 激しく鳴く・ぐったり |
| 持続時間 | 数時間以内 | 6〜12時間 | 12時間以上 |
| 病院受診 | 当日中 | 3時間以内 | すぐに(緊急) |
尿が少し出ていても、血尿や激しい痛みを伴う場合はすぐに病院へ行ってください。

すぐに病院へ連れて行かなければならない緊急のサイン
12時間以上全く尿が出ない、下腹部が硬く膨らんでいる、激しく鳴きながらぐったりしている場合は、完全な尿路閉塞の可能性があります。膀胱破裂や腎不全を引き起こす可能性のある緊急事態です。深夜でも、直ちに24時間対応の動物病院へお越しください。

オス猫は特に注意が必要です。
オス猫はメス猫よりも尿道が長く細いため、尿道プラグや結石による閉塞が起きやすくなります。去勢の有無にかかわらず、トイレの回数が急に増えたり尿量が減ったりする様子が見られたら、すぐに動物病院を受診しましょう。


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Balakrishnan A, Drobatz KJ. Management of urinary tract emergencies in small animals. In: The Veterinary Workbook of Small Animal Clinical Cases. Wiley-Blackwell; 2021.
[2] Ettinger SJ, Feldman EC, Côté E. Textbook of Veterinary Internal Medicine: Diseases of the Dog and the Cat. 8th ed. St. Louis, MO: Elsevier; 2017.
[3] Côté E. Clinical Veterinary Advisor: Dogs and Cats. 3rd ed. St. Louis, MO: Elsevier Mosby; 2015.