獣医療技術者は、獣医師を補佐し、動物の看護・検査・手術補助を専門とする動物病院の専門医療スタッフです。具体的な業務内容、資格取得方法、そして国内の現状をまとめました。

| 項目 | 看護領域 | 検査領域 | 手術・麻酔領域 |
|---|---|---|---|
| 代表的な業務 | 入院動物の体温・呼吸・食欲チェック | 採血・採尿・画像検査の準備 | 麻酔モニタリング・手術室の滅菌準備 |
| 必要な能力 | 動物の保定・投薬 | 静脈採血・顕微鏡判読の補助 | 無菌操作・麻酔機器の操作 |
| 実施頻度 | 毎日 | 毎日 | 手術スケジュールに応じて |
獣医師の指示・監督のもとで行われ、診断と処方は獣医師固有の権限です。

獣医療技術者も注射や手術を直接行うのですか?
獣医療技術者は、獣医師の指示と監督の下でのみ、採血や輸液、麻酔補助などの処置を行うことができます。単独で診断を下したり、手術を執刀したりすることは、獣医師法上、不可能です。たまに「技術者が手術を行った」という情報が流れることがありますが、これは手術補助(器具の受け渡しや麻酔モニタリング)を誤って表現したものです。飼い主の立場からは、この点を明確に区別して理解しておくことが大切です。

病院へ行く際に知っておくと便利なポイント
動物病院で採血や輸液、入院ケアを担当されているのは、多くの場合、動物看護師(動物保健士)です。愛犬・愛猫の体調を最も頻繁にチェックされている方ですので、食欲や排泄、活動量といった普段の状態について、獣医師よりも動物看護師に詳しくお話しいただくと、診療に大変役立ちます。また、退院後のケア方法や投薬方法の説明も、主に動物看護師が行っています。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
シェア
[1] Assessing Essential Skills of Veterinary Technology Students, 4th Edition
[2] AALAS, Laboratory Animal Technician Training Manual, 2021
[3] 농림축산식품부, 동물보건사 자격제도 운영 지침