動物の画像診断専門医がどのような業務を行い、どのような検査を担当し、一般的な診療とどう異なるのかを、飼い主の視点に立ってまとめました。

| 項目 | レントゲン | 超音波 | CT | MRI |
|---|---|---|---|---|
| 主な用途 | 骨・肺・心臓の大きさ | 臓器の内部・血流 | 骨・肺・全身の断面 | 脳・脊髄・軟部組織 |
| 麻酔の必要 | ほとんど不要 | 不要 | 必要 | 必須 |
| 所要時間 | 5〜10分 | 20〜30分 | 15〜30分 | 60〜90分 |
| おおよその費用 | 3,000円〜10,000円 | 10,000円〜20,000円 | 50,000円〜100,000円 | 100,000円〜190,000円 |
費用は病院・地域・検査範囲によって変わることがあります

画像検査の前に必ず確認すべきこと
CTやMRI検査では、動かない状態で精密な画像を得るために、鎮静や麻酔が必要な場合が多いです。心臓病や腎臓病がある、あるいは高齢で麻酔や検査のリスクが高い子は、事前に血液検査などで安全性を確認しておくことが望ましいです。検査方法によっては一定時間の絶食が必要になることもありますので、病院からの事前指示に従ってください。特に誤嚥のリスクが高い子であれば、より安全な検査方法についても併せて相談できます。麻酔が心配な場合は、主治医や麻酔担当の獣医師と十分に相談した上で進めましょう。

外部の画像診断サービスもご用意しております。
最近では、中小の動物病院でもオンライン読影サービスを活用するケースが増えています。主治医が撮影した画像をクラウドに送信し、専門医が遠隔で読影を行う仕組みです。そのため、大病院まで足を運ばなくても、専門医レベルの読影を受けることができます。主治医に「画像診断専門医による読影が可能か」を尋ねるのも、良い方法です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Thrall DE, Textbook of Veterinary Diagnostic Radiology, 7th Edition, Saunders, 2017
[2] Mattoon JS, Small Animal Diagnostic Ultrasound, 4th Edition, Elsevier, 2020
[3] American College of Veterinary Radiology (ACVR) Certification Guidelines