犬のネオスポラ(新子胞子虫)は寄生虫の一種で、妊娠中の犬から胎児へ感染する可能性があります。飼い主の方が知っておくべき重要な情報をQ&A形式でまとめました。



すぐに動物病院を受診が必要な場合
犬が突然痙攣を起こしたり、歩行不能になったりした場合は、すぐに動物病院へ連れて行ってください。これは神経系に深刻な損傷が生じている兆候です。獣医師による緊急の診断と治療が必要であり、対応が遅れるほど回復の可能性は低くなります。


| 項目 | 主な症状 | 対処法 |
|---|---|---|
| 軽症 | 軽度の無気力、歩行の困難 | 定期検査、環境の整備 |
| 中等度 | 筋萎縮、けいれんの誘発 | 抗体検査後に獣医師へ相談、病院での経過観察 |
| 重症 | 神経機能の喪失、けいれんの持続 | 入院治療、症状管理および感染原因の調査 |
症状が悪化した場合は、すぐに病院を受診する必要があります。
妊娠中の犬は特に注意が必要です。
妊娠中の犬は、ネオスポラ(ニューフォラ)に感染すると、胎盤を介して胎児へ感染するリスクが高まります。その結果、胎児が吸収されたり死産となったりする可能性があります。無事に生まれてきても、神経筋疾患を伴って生まれ、肺炎や上行性麻痺により死亡するリスクが高くなります。妊娠中の犬は、生肉や汚染された環境を避け、獣医師と相談して予防・管理計画を立てることが望ましいです。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 9th Edition, 2021
[2] L. Solano-Gallego, A. Sainz, X. Roura et al. (2012). Canine Neospora caninum: A review of pathogenesis and diagnosis. Veterinary Parasitology, 187(1-2), 1-12.
[3] American College of Veterinary Internal Medicine (ACVIM) Consensus Statement on Neospora caninum in Dogs, 2018