犬や猫の尿結晶の種類別の特徴と意味、自宅で確認できるサインや病院での対処法までまとめました。

| 項目 | ストルバイト | シュウ酸カルシウム | 尿酸(Urate) |
|---|---|---|---|
| 主な対象 | 猫・メスの犬 | 小型犬・高齢犬・猫 | ダルメシアン・肝疾患の犬 |
| 尿pH | アルカリ性(7.0↑) | 酸性(6.5↓) | 酸性 |
| 食事管理 | タンパク質・マグネシウム・リン(phosphorus)の調整 | カルシウム・シュウ酸の調整 | プリン制限食 |
| 溶解の可否 | 食事で溶解可能 | 手術が必要・溶解は困難 | 食事+薬物の併用 |
実際の処方は、獣医師の検査結果によって異なります

このような兆候は、緊急事態です。
尿が一切出ない、あるいは血が混じって少しずつしか出ない場合、トイレで苦しそうに鳴きながらうずくまっていたり、腹部が張って膨らんでいたりする場合は、尿道閉塞の可能性があります。特にオスの猫は、24時間以上放置すると腎臓障害や高カリウム血症を引き起こし、命の危険にさらされます。直ちに24時間対応の動物病院を受診してください。

自己判断は厳禁です。
インターネット上では「クランベリーが良い」「尿のpHを調整するおやつ」といった情報が溢れていますが、結晶の種類を把握せずに安易に摂取すると、かえって症状を悪化させる恐れがあります。例えば、ストルバイト結石では尿を酸性に傾けることが有効ですが、シュウ酸カルシウム結石の場合、酸性化は逆効果で有害となります。必ず獣医師の診断を受け、その結果に基づいた処方食を使用することが不可欠です。


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Ettinger SJ, Feldman EC, Côté E. Textbook of Veterinary Internal Medicine: Diseases of the Dog and the Cat, 8th ed., 2017
[2] Côté E. Clinical Veterinary Advisor: Dogs and Cats, 3rd ed., 2015
[3] Tilley LP, Smith FWK. The 5-minute Veterinary Consult: Canine and Feline, 2015