犬の血尿は、尿に血が混じる症状で、感染症、結石、疾患など様々な原因が考えられます。早期の診断と治療が重要です。



すぐに動物病院を受診すべきサイン
犬が尿を排泄できない場合や、排尿時に激しい痛みを示す場合は、直ちに動物病院を受診してください。これは尿路閉塞の兆候である可能性があります。特にオスの犬は尿道が細いため、閉塞のリスクが高い傾向にあります。尿が一切出ない場合や、排尿時に腰を曲げて鳴くような様子が見られたら、緊急の診察が必要です。



特定の犬種では血尿のリスクが高いです。
一部の犬種は、尿路結石や炎症、出血性疾患に対してより脆弱である可能性があります。ただし、獣医学の教科書で明確に言及されている品種特有の要因は、コッカースパニエルのような免疫媒介性疾患(IMHA・IMTP)に対するものであり、このような免疫性血小板減少症は尿路出血や血尿を引き起こすことがあります。ビション・フリーゼ、テリア、プードルといった特定の犬種が血尿そのものに対して特に脆弱であるという根拠は限定的です。オスでは尿路閉塞が問題となる可能性があるため、尿が出ない場合は注意が必要です。血尿が繰り返される場合は、原因を特定するために獣医師と相談し、遺伝的要因を含む総合的な評価が必要です。予防の観点から、定期的な健康診断と適切な食事管理が推奨されます。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Ed. Elsevier, 2023.
[2] The Veterinary Workbook of Small Animal Clinical Cases. Wiley-Blackwell, 2022.
[3] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 9th Ed. Wiley-Blackwell, 2021.