小型犬のドッグフードを選ぶ際に確認すべき栄養基準と、体重別の日ごとの給与量について、獣医栄養学の教科書を根拠にまとめました。

| 項目 | 小型犬用フード | 大型犬用フード |
|---|---|---|
| 粒のサイズ | 5~8mm | 10~15mm |
| カロリー密度 | 3,800~4,200 kcal/kg | 3,400~3,800 kcal/kg |
| タンパク質比率 | 26~32% | 22~26% |
| 脂肪比率 | 14~18% | 10~14% |
| カルシウム比率 | 1.0~1.3% | 0.8~1.0% |
米国飼料検査官協会(AAFCO)成犬維持基準および主要メーカー公開スペック基準

| 項目 | 1日のエネルギー要求量 | 1日の給与量(ドライ) | 給与回数 |
|---|---|---|---|
| 2kg | 約180 kcal | 約45g | 2~3回 |
| 4kg | 約300 kcal | 約75g | 2回 |
| 6kg | 約410 kcal | 約100g | 2回 |
| 8kg | 約510 kcal | 約125g | 2回 |
| 10kg | 約600 kcal | 約150g | 2回 |
成犬維持期、去勢・避妊済み基準/カロリー密度4,000 kcal/kgのフード基準
このような場合は、必ず獣医師にご相談ください。
ガイドラインの給与量に従って与えていても、1ヶ月以上体重が順調に減少する場合や、逆に3ヶ月以内に10%以上急激に増加する場合は、ドッグフードの種類や給与量の調整が必要かもしれません。また、食糞・嘔吐・軟便が繰り返される場合や、食べながら喉に詰まって咳き込む場合は、粒の大きさや原材料が合っていない可能性があります。自己判断で頻繁にドッグフードを変えずに、必ず獣医師にご相談ください。

小型犬のドッグフード選びでよくある失敗
一つ目は、「プレミアム」や「グレインフリー」といった表記だけで選びがちになることです。本当に重要なのは、成分表とAAFCO基準を満たしているかどうかです。二つ目は、嗜好性だけで判断してしまうことです。よく食べているからといって、栄養バランスが適切であるとは限りません。三つ目は、はかりを使わずにカップだけで計量してしまうことです。カップでの計量は誤差が大きいため、肥満の主な原因となります。キッチンスケールを使ってグラム単位で正確に計量することをお勧めします。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Fascetti AJ, Delaney SJ. Applied Veterinary Clinical Nutrition, 2nd Ed, Chapter 8: Commercial and Home-Prepared Diets
[2] Hand MS et al., Small Animal Clinical Nutrition, 5th Ed, Chapter 13: Feeding Young Adult Dogs
[3] AAFCO Dog and Cat Food Nutrient Profiles (미국사료관리협회 기준)