高齢猫は関節炎や筋肉の減少により、高い縁を乗り越えるのが難しくなります。入り口の縁の高さが5cm以下の低い猫用トイレに替えることで、排泄失敗を防ぐ方法をご紹介します。

| 項目 | 一般的なトイレ | 老猫用トイレ | 一時的な代替 |
|---|---|---|---|
| 入口の高さ | 15~20cm | 3~5cm以下 | 2~3cm |
| 床の面積 | 猫の体長の1倍 | 体長の1.5倍以上 | 広いほど良い |
| カバー(フード) | 付いている製品が多い | なしのオープン型 | なし |
| おすすめの対象 | 1~6歳の成猫 | 7歳以上の老猫 | 急なときに使う洗面器 |
| 例となる形態 | 一般的なトップエントリー | 低いオープン型トレイ | 浅いプラスチックの箱 |
関節炎と診断された老猫であれば、入口の高さ3cm以下をおすすめします

このような場合は、トイレの問題ではない可能性があります。
トイレの場所を変えても失敗が続く場合や、以下の症状が併発している場合は、すぐに動物病院を受診してください。慢性腎臓病、糖尿病、膀胱炎、関節炎の悪化が、排泄失敗の本当の原因である可能性があります。 すぐに病院を受診すべきサイン: 尿量の急激な増加または減少 / 血尿 / トイレでの鳴き声 / 後ろ足のもつれ / 3日以上排泄失敗が持続 / 食欲や体重の減少を伴う場合


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Little, S.E., The Cat: Clinical Medicine and Management, 2nd Edition, Chapter 16 Feline Behavior
[2] Horwitz, D.F., Introduction to Animal Behavior and Veterinary Behavioral Medicine, Chapter 13 Feline Elimination Disorders
[3] Overall, K.L., Manual of Clinical Behavioral Medicine for Dogs and Cats, 2013