7歳以上のシニア猫は、短時間・高頻度の低強度な遊びで運動強度を下げることが大切です。関節や心臓への負担を軽減しつつ、筋肉量と体重を維持する方法をご紹介します。

| 項目 | 1~6歳 成猫 | 7~10歳 成熟/中年期猫 | 11歳以上 シニア猫 |
|---|---|---|---|
| 1回の運動時間 | 15~20分 | 10分前後 | 5~7分 |
| 1日の回数 | 2~3回 | 2~3回 | 2~4回(短めに) |
| ジャンプの高さ | 制限なし | 1m以下を推奨 | 床中心 |
| 遊びの種類 | 全力疾走・ジャンプ | 転がし・追いかけ | やさしく揺らす |
| 注意サイン | なし | 息切れ・跛行 | 呼吸数の増加・震え |
個体差が大きいため、健康診断の結果を基準に調整してください

このようなサインが見られたら、すぐに遊びを中断してください。
遊んでいる最中に、口を開けてハァハァと息をするような呼吸、舌が青紫色になるチアノーゼ、突然後ろ足がふらつく、動きが著しく鈍くなるなどの症状が見られたら、すぐに遊びを中止し、静かな場所で休ませてあげてください。10分以上呼吸が回復しない場合や、症状が繰り返す場合は、心臓や関節に問題がある可能性がありますので、24時間以内に動物病院を受診してください。

関節炎と診断された高齢猫には特別なケアが必要です
すでに骨関節炎や膝蓋骨の問題で診断された高齢の猫は、運動強度をさらに低くする必要があります。竿を床の上でゆっくりと揺らす程度にし、階段の昇降はできるだけ避けてください。獣医師が体重に合わせて処方した消炎鎮痛剤や関節注射のスケジュールを欠かさないことが重要です。勝手に人間の薬を与えることは絶対に禁止されています。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Nutrient Requirements of Dogs and Cats, National Research Council, Chapter: Nutrient Requirements and Dietary Concentrations - Cats
[2] Little, S.E., The Cat: Clinical Medicine and Management, Chapter: Care of the Geriatric Cat, 2011
[3] Sparkes, A.H. et al., ISFM Consensus Guidelines on the Practical Management of the Senior Cat, Journal of Feline Medicine and Surgery, 2016