犬や猫に現れるミネラル不足のサイン、主要なミネラルごとの欠乏症状、そして飼い主さんが自宅で確認できるチェックポイントをまとめました。

| 項目 | カルシウム・リン | マグネシウム | 亜鉛 | 鉄 |
|---|---|---|---|---|
| 代表的な症状 | 骨の弱化・足を引きずる | 筋肉の震え・不整脈 | 皮膚の角質・脱毛 | 青白い歯茎・疲労 |
| 初期のサイン | 歯のぐらつき | 食欲不振・無気力 | 肉球のひび割れ | 運動を嫌がる |
| 起こりやすい状況 | 肉中心の手作り食の偏食 | 慢性下痢・吸収障害 | 偏食・低価格フード | 出血・寄生虫感染 |
| 確認方法 | 血液検査・レントゲン | 血液電解質検査 | 血清亜鉛値 | 血球検査(CBC) |
表の数値・診断は必ず獣医師の総合的な診断によって確定します

この兆候が見られたら、すぐに病院へお越しください。
筋肉の激しい震え、突発的な発作、立ち上がれない状態、不規則な心拍などの症状は、重症なマグネシウム・カルシウム欠乏の緊急サインである可能性があります。獣医内科学の教科書によれば、この状態は心臓の伝導障害を引き起こす恐れがあるため、24時間待たずに直ちに動物病院の救急外来を受診してください。特に慢性下痢や腎臓病の治療中のペットの場合は、より迅速な判断が必要です。

過剰摂取も不足と同じくらい危険です
ミネラルは「多いほど良い」というわけではありません。カルシウムを過剰に与えると、他の無機質の代謝バランスに影響を及ぼす可能性があります。また、成長期の大型犬では骨や骨格の発育に問題が生じるおそれがあります。猫の場合、マグネシウムを含む電解質のバランス崩れは、泌尿器系をはじめとする全身の健康に影響を及ぼす可能性があります。サプリメントを複数併用する前には、必ず獣医師にご相談ください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Applied Veterinary Clinical Nutrition, 2nd Ed - Mineral Deficiencies and Imbalances
[2] Nutrient Requirements of Dogs and Cats (NRC) - Mineral Metabolism and Requirements
[3] Small Animal Critical Care Medicine, 3rd Ed - Magnesium Disorders
[4] Feline Emergency and Critical Care Medicine, 2nd Ed - Hypomagnesemia