犬の回虫(トキソカラ)は一般的な内部寄生虫であり、人間にも感染する可能性があるため注意が必要です。飼い主の方が必ず知っておくべき重要な情報をまとめました。



| 項目 | 軽症 | 中等度 | 重症 |
|---|---|---|---|
| 消化器症状 | 軽い下痢 | 繰り返す下痢、嘔吐 | 持続的な嘔吐・下痢、血便 |
| 全身症状 | わずかな疲労 | 体重減少、食欲低下 | 無気力、腹部膨満、成長の低下 |
| その他の症状 | 明らかな症状なし | 腹部膨満、食欲の変化 | 幼虫の肺への移行による咳・呼吸器症状、重症の場合は死亡のリスク |
感染の段階によって症状が異なり、早期発見が治療の成功率を高めます。

すぐに動物病院を受診する必要があるサイン
犬が持続的な嘔吐、下痢、血便、強い元気のなさ、腹部の膨満、咳や呼吸困難などの症状を示す場合は、すぐに動物病院を受診してください。これは、回虫や体内を移動している幼虫が腸や肺などに深刻な損傷を与えている可能性が高いことを示しています。特に若い犬の場合、感染が急速に進行して危険な状態になることがあるため、早期の診断と治療が命を救う上で極めて重要です。



タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
シェア
[1] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 9th Edition, 2022
[2] Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Edition, 2021
[3] Principles and Practices of Canine and Feline Clinical Parasitic Diseases, 2020