猫の品種別の心臓疾患の素因には、遺伝的要因が大きく影響しています。飼い主さんは主要な品種の危険信号を事前に把握し、定期的な健康診断を通じて早期発見が可能になります。




心臓発作の疑いがある場合は、すぐに動物病院を受診する必要があります。
猫が突然倒れたり、呼吸が急激に苦しくなったりした場合は、急性心不全や動脈血栓塞栓症などの緊急事態が考えられます。これらは命に関わる可能性があるため、直ちに動物病院へお越しください。緊急治療が遅れると、回復の可能性が低くなります。


| 項目 | 主な疾患 | 遺伝子変異 | リスク度 |
|---|---|---|---|
| メインクーン | 肥大型心筋症 | A31P(MYBPC3)変異 | 高い |
| ラグドール | 肥大型心筋症 | R820W(MYBPC3)変異 | 高い |
| バーマン | 確認された特異的素因の報告は少ない | 確認された変異なし | 低い |
| ロシアンブルー | 確認された特異的素因の報告は少ない | 確認された変異なし | 低い |
肥大型心筋症はすべての品種で起こり得るもので、リスク度は確認された遺伝子変異と臨床報告を総合して評価します

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Chetboul, V. et al. (2006). Prospective echocardiographic screening of a population of Maine Coon cats tested for the A31P mutation. J Vet Intern Med, 20(1), 120-126.
[2] Kellum, H.G. and Stepien, R.L. (2006). Third-degree atrioventricular block in 21 cats (1997–2004). J Vet Intern Med, 20(4), 855-860.
[3] Payne, J.R. et al. (2015). Risk factors associated with sudden death vs. congestive heart failure or arterial thromboembolism in cats with hypertrophic cardiomyopathy. J Vet Cardiol, 17(Suppl 1), S318-S328.