犬の条虫(テープワーム)は、主に猫の条虫を介して感染します。治療はプラジカンテルを主成分とする薬剤で可能です。再感染に注意が必要です。



すぐに動物病院を受診する必要があるサイン
犬が肛門周辺を繰り返し掻いたり、お尻を床に擦ったり、排便時に白いカス状のものが頻繁に出てくる場合は、獣医師にご相談ください。特に体重減少や食欲不振、下痢が続く場合は、早めに受診することをお勧めします。条虫は腸内で栄養分を奪うため、長期間の感染は健康に影響を及ぼす可能性があります。また、ノミを食べる行動が繰り返されると、再感染のリスクが高まります。
| 項目 | 主な症状 | 対処法 |
|---|---|---|
| 軽症 | 肛門を掻き始める | 便に小さな白い断片が見られる |
| 中等度 | 繰り返す掻き行動、体重減少 | プラジカンテル(praziquantel)系の薬剤を服用 |
| 重症 | 食欲不振、腹部膨満 | すぐに動物病院を受診、追加検査が必要 |
感染の初期に治療すれば回復が早く、再感染のリスクが減ります。また、ノミの管理が予防の鍵です。


再感染にご注意!サナダムシの管理は必須です
条虫の治療後も、ノミを食べてしまう行動が繰り返されると再感染する可能性があります。犬がノミを食べないように環境を整え、ノミ駆除剤を定期的に使用することが大切です。猫と同居している場合は、猫も同時に管理する必要があります。治療と同じくらい予防が重要なのです。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] The Veterinary Workbook of Small Animal Clinical Cases, Case 14, 2023
[2] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 10th Edition, 2022
[3] Handbook of Veterinary Pharmacology, Anticestodal Drugs Section, 2021