子犬・成犬・シニアの年齢別、アレルギー・消化器が敏感な体質別の子犬用ドッグフード選びの重要な基準を、獣医栄養学の教科書に基づいてまとめました。

| 区分 | タンパク質 | 脂肪 | カルシウム | チェックポイント |
|---|---|---|---|---|
| 子犬 | 高め | 高め | 適量 | 成長期専用フードが必須 |
| 成犬 | 普通 | 普通 | 普通 | 体重維持+活動量に応じて選択 |
| シニア | 普通~高め | 普通 | 普通 | 関節・消化をサポートする成分を確認(体重別で高齢化の開始年齢が異なる) |
| 大型犬の子犬 | 高め | 普通 | 厳格に制限 | 大型犬専用子犬フードを選択 |

餌の切り替え時には、必ず以下の点を守ってください。
ドッグフードを変更する際は、最低でも7~10日かけてゆっくりと切り替える必要があります。既存のフードに新しいフードを少しずつ混ぜながら、新しいフードの割合を徐々に増やしてください。急に変えると、嘔吐、下痢、食欲低下などの消化器系の問題が生じる可能性があります。切り替え中に軟便や嘔吐が2日以上続く場合は、獣医師にご相談ください。


グレインフリーのドッグフードは、本当に必要なのでしょうか?
最近、グレインフリー(穀物不使用)のドッグフードが人気ですが、獣医栄養学の教科書によれば、健康な子犬にとって穀物が有害であるわけではありません。お米やオートミールなどの穀物は、良質なエネルギー源となります。さらに、獣医心臓学の研究では、豆類・ジャガイモ・レンズマメなどを主原料とするグレインフリーのドッグフードを与えた一部の犬で、拡張型心筋症(DCM)の症例が報告されています。直接的な因果関係が完全に証明されたわけではありませんが、獣医師の診断なしに安易にグレインフリーのドッグフードを選ぶことは推奨されません。ドッグフードの選び方に迷ったときは、獣医師にご相談いただくのが最も確実です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Applied Veterinary Clinical Nutrition, 2nd Ed — Andrea J. Fascetti, Sean J. Delaney — Chapter 8: Commercial and Home-Prepared Diets
[2] Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Ed — Chapter 25: Nutritional Support
[3] The Dog Care Handbook: Things I Wish My Vet Had Told Me — Michael Little — Chapter: Nutrition and Feeding