犬の関節炎や術後の疼痛に最もよく用いられるメロキシカム(メタカム)の効果、正しい使い方、副作用、そして注意すべき状況についてご説明します。

| 項目 | メロキシカム(メタカム) | カルプロフェン | トラマドール |
|---|---|---|---|
| 分類 | NSAID(COX-2優先) | NSAID | オピオイド系鎮痛薬 |
| 主な使用先 | 関節炎・術後 | 関節炎・術後 | 神経痛・がん性疼痛 |
| 投与間隔 | 1日1回 | 1日1〜2回 | 1日2〜3回 |
| 消化管への負担 | 低い | 低い | ほとんどなし |
| 長期投与 | 可能(モニタリング必要) | 可能(モニタリング必要) | 耐性に注意 |
すべての薬は獣医師の処方のもとで使用してください。

このような犬には絶対に使ってはいけません。
次のような場合はメロキシカムの使用が禁忌となります。腎臓・肝臓疾患がある場合、重度の脱水状態、胃潰瘍・胃出血の既往歴、血液凝固障害、妊娠中・授乳中、生後4ヶ月未満です。また、ステロイド剤(プレドニゾロンなど)と併用すると、消化管出血のリスクが急激に高まります。他のNSAID(イブプロフェン・アスピリンなど)との併用も絶対に避けてください。

長期服用時に必ず受けておきたい検査
関節炎でメロキシカムを長期(1ヶ月以上)にわたり服用している犬は、定期的に血液検査(肝機能値・腎機能値)と尿検査を受ける必要があります。投与を開始する前には、まずベースライン検査(病歴、身体検査、肝機能値、腎機能値など)を実施することが望ましいです。投与開始後は、5~7日目と2~4週目に異常反応がないか再評価し、その後も定期的に繰り返し検査を受けることが推奨されます。高齢犬や腎機能が弱い犬は、より頻繁に検査を受けることが安全です。検査結果に応じて、用量の調整や薬の変更を検討することができます。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
シェア
[1] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 10th Edition — Meloxicam
[2] Handbook of Veterinary Pharmacology — NSAIDs chapter
[3] The Cat, Clinical Medicine and Management, 2nd Edition — Analgesic Drug Therapy