愛犬・愛猫の栄養不足の代表的なサイン、自宅でチェックできる評価方法、そして病院を受診すべき基準までを、一度にまとめました。


すぐに病院へ連れて行くべき基準
次のような場合は、単なる栄養補給では解決せず、基礎疾患がある可能性が高いです。24時間以内に動物病院での検査が必要です。 - 短期間で急激な体重減少が見られる場合 - 猫が自発的に食べ物を拒否する状態が続く場合(脂肪肝のリスク) - 下痢や嘔吐が繰り返し続いたり、悪化したりする場合 - 後ろ足がふらつく、または痙攣を伴う場合(チアミン欠乏による脳神経系の異常、またはタウリン欠乏による心機能低下が疑われる) - 歯茎が白っぽくなる場合(貧血を伴う)
| 項目 | 低体重(1~3) | 理想(4~5) | 過体重(6~9) |
|---|---|---|---|
| 肋骨の触診 | 骨が簡単に触れ、脂肪がない | 薄い脂肪層の下に触れる | 厚い脂肪でほとんど触れない |
| 腰のライン | 上から見るとくびれている | なだらかな砂時計型 | 腰の区別がない |
| 腹部の吊り上がり | 横から見ると腹部が大きく巻き上がる | 腹部がわずかに上がる | 腹部が垂れ下がる |
| 対応 | 原因検査+栄養の改善が必要 | 現在の給与量を維持 | カロリー制限が必要 |
獣医栄養学の教科書 BCS 9段階基準

猫の場合は特に注意してください。
猫は犬と栄養ニーズが異なります。犬用フードを長期間与え続けると、タウリン欠乏により心臓(拡張型心筋症)や網膜に異常が生じる可能性があります。また、短期間の食欲不振や断食だけでも脂肪肝(肝脂肪症)が急速に進行し、生命を脅かすことがあります。ダイエットのために急にフードの量を減らすのも危険です。猫には必ず猫専用の完全栄養食を継続的に与えてください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Applied Veterinary Clinical Nutrition, 2nd Ed - Nutritional Assessment Chapter
[2] The Cat, Clinical Medicine and Management, 2nd Edition - Table 20.2 Nutrient Deficiencies
[3] BSAVA Manual of Canine and Feline Dermatology, 4th Ed - Nutritional Skin Disease
[4] Nutrient Requirements of Dogs and Cats (NRC) - Nutrient Requirements and Dietary Concentrations