猫の心内膜炎は感染症性の心臓疾患であり、早期発見が生存に不可欠です。飼い主さんが知っておくべき症状、診断、治療法をまとめました。



すぐに動物病院を受診すべきサイン
心内膜炎は、治療が遅れるほど深刻な合併症を引き起こす可能性があります。次のような症状が見られた場合は、すぐに病院へお越しください。



| 項目 | 主な症状 | 治療方法 | 予後 |
|---|---|---|---|
| 初期(1〜2週) | 発熱、疲労、食欲低下 | 抗生物質の服用を開始、血液検査 | 一般的に良好な反応 |
| 中期(3〜6週) | 呼吸困難、体重減少 | 抗生物質の継続、心臓薬の追加 | 治療反応の確認が必要 |
| 回復期(7週以降) | 症状の緩和、活動の増加 | 薬物の漸減、定期検査 | 再発の可能性あり |
治療期間は猫の状態によって異なることがあります。獣医師と相談のうえ調整が必要です。
注意事項と禁忌
心内膜炎の治療中は、抗生物質を独断で中止したり、他の薬を併用したりしないでください。一部の薬物は心臓に負担をかける可能性があります。また、猫が薬を飲まない場合は無理やり与えず、必ず獣医師にご相談ください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] The Cat, Clinical Medicine and Management, 2nd Edition. Elsevier, 2022.
[2] Small Animal Critical Care Medicine, 3rd Ed. Elsevier, 2021.
[3] Textbook of Cardiovascular Medicine in Dogs and Cats. Wiley-Blackwell, 2020.