愛玩動物の高カルシウム血症の主な原因と危険信号、自宅でできる応急処置法を獣医内科の根拠に基づいてまとめました。

| 項目 | 犬 | 猫 |
|---|---|---|
| 悪性腫瘍(リンパ腫など) | 最も多い | 22.7% |
| 腎臓疾患 | 多い | 13.4% |
| 原因不明(特発性) | まれ | 12.6% |
| 原発性副甲状腺機能亢進症 | 中高齢で好発 | まれ |
| ビタミンD中毒 | 殺鼠剤・サプリメントに注意 | 同じ |
『Feline Emergency and Critical Care Medicine』第2版に基づく猫の統計

すぐに病院へ連れて行かなければならない緊急のサイン
次の症状が一つでも見られたら、24時間以内に動物病院を受診する必要があります。カルシウム値が高い状態が続くと、軟部組織の石灰化、腎不全、不整脈が急速に進行するからです。 - 24時間以上、水や餌を拒否する - 嘔吐や下痢を繰り返す - 後ろ足が麻痺したり、倒れたり、痙攣を起こす - 呼吸が荒く、心臓が速く脈打つ - 尿が出ない、または血尿が出る 殺鼠剤やビタミンDのサプリメントを誤飲した可能性がある場合は、製品のパッケージを持って直ちに救急動物病院へお越しください。

再発防止と長期管理のポイント
高カルシウム血症は、原因となる疾患が再発するとともに再び現れます。定期的な管理が不可欠です。 - 3~6ヶ月間隔の血液検査でカルシウム値と腎機能の数値を追跡します - カルシウム強化のドッグフードやサプリメントは、獣医師の処方なしで与えないでください - 殺鼠剤が使用されている地域での散歩時はリードの装着が必須です。マズル(口輪)の使用も検討してください - 多飲・多尿が再び始まった場合は、再発のサインである可能性があります - 原発性副甲状腺機能亢進症は、手術で完治できるケースが多いです

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Textbook of Cardiovascular Medicine in Dogs and Cats - Calcium Disorders 챕터
[2] Feline Emergency and Critical Care Medicine, 2nd Edition - Hypercalcemia 챕터
[3] Urinalysis in the Dog and Cat - Chew DJ, Capen CC (1980) Hypercalcemic nephropathy and associated disorders