犬がイブプロフェンを摂取した場合は、胃腸粘膜の損傷と急性腎不全が急速に進行する緊急事態です。体重1kgあたり5mg以上であれば危険であり、直ちに動物病院の救急外来へお越しください。

| 項目 | 胃腸の損傷・潰瘍(8mg/kg以上) | 腎不全リスク(100mg/kg以上) | 神経系症状(400mg/kg以上) |
|---|---|---|---|
| 2kg(小型犬) | 16mg以上 | 200mg以上(1錠) | 800mg以上 |
| 5kg(小型犬) | 40mg以上 | 500mg以上(2~3錠) | 2,000mg以上 |
| 10kg(中型犬) | 80mg以上 | 1,000mg以上 | 4,000mg以上 |
| 20kg(大型犬) | 160mg以上 | 2,000mg以上 | 8,000mg以上 |
人間用の一般的なイブプロフェン1錠=通常200mg基準です。50~60mg/kgでは胃潰瘍とともに、感受性の高い犬種(ジャーマンシェパード・幼犬・老犬など)で腎損傷が起こることがあります。2kg前後の超小型犬は1錠だけで腎不全リスク用量に入ります。

今すぐ動物病院へ連れて行くべき基準
次のいずれかに該当する場合は、一刻も猶予がありません。直ちに24時間対応の動物病院救急外来へお越しください。 - 体重1kgあたり8mg以上を摂取したことが確実な場合 - 正確な摂取量は不明だが、錠剤がなくなっている場合 - 嘔吐、血便、黒色便、発作のいずれかが見られる場合 - 摂取から間もない場合(嘔吐誘導が可能なゴールデンタイム) イブプロフェンは吸収が非常に早いため、嘔吐誘導は通常、摂取後30分以内が最も効果的です。ただし、大量に摂取した場合は胃内で塊(結石)を形成するため、3〜6時間以内でも効果がある可能性があります。この際、獣医師は嘔吐誘導と活性炭の投与により、薬物の吸収を防ぎます。時間が経つにつれて、ダメージは回復しにくくなります。

イブプロフェン中毒の予防ガイドライン
人間用の鎮痛剤はすべて犬にとって危険です。イブプロフェンだけでなく、アセトアミノフェン(タイレノール)、ナプロキセン、アスピリンも同様です。 - 薬は必ず犬の口が届かない引き出しやキャビネットに保管してください。 - バッグやハンドバッグは床ではなく高い場所に置きましょう(包装紙の匂いに関心を持つため)。 - 落とした錠剤はすぐに拾い上げてください(小さな錠剤1粒でも危険です)。 - 犬に痛みや発熱があっても人間用のお薬を勝手に与えるのは禁止です。必ず動物病院で処方された薬を使用してください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 10th Edition (수의약리학 교과서)
[2] Small Animal Toxicology, 3rd Edition (소동물 중독학 교과서)
[3] Notes on Canine Internal Medicine, 4th Edition (수의내과학 교과서)
[4] Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Edition (수의임상의학 교과서)