犬のぶどう膜炎は、目の炎症であり、視力喪失につながる可能性があります。早期発見と適切な治療が重要です。



すぐに動物病院を受診すべきサイン
目の充血がひどい、涙が止まらない、目を閉じている時間が長い場合は、すぐに動物病院を受診してください。瞳孔が不規則になったり異常に小さくなったり、目が濁って見える場合は、視力低下が進んでいる可能性があります。この状態を放置すると、角膜損傷、白内障、二次性緑内障、さらには失明に至ることもあります。ぶどう膜炎は、できるだけ病気の初期段階で治療を開始するほど症状が落ち着き、良い予後が期待できますので、時間をかけず、早めに診察を受けることが重要です。



| 項目 | 主な症状 | 治療方法 | 予後 |
|---|---|---|---|
| 初期(1〜3日) | 眼の充血、涙、まばたきの増加 | 抗炎症薬、ステロイド点眼薬 | 良好(早期治療の場合) |
| 中期(1〜2週間) | 視力低下、瞳孔の異常 | 免疫抑制剤、抗生物質(感染時) | 普通(継続的な管理が必要) |
| 慢性(2週間以上) | 白内障、失明のリスク | 長期治療、手術の検討 | 不確実(再発の可能性あり) |
治療の時期や原因によって予後が変わります。早期介入が鍵となります。
注意事項と禁忌
ステロイドは炎症を抑える効果がありますが、感染症がある場合は症状を悪化させる可能性があります。必ず獣医師の診断を受けた上使用してください。目薬を点眼する際は、指やキャップが目に触れないよう注意しましょう。目薬の使用を中断したり、用量を勝手に調整したりすると、再発のリスクが高まります。必ず獣医師の指示に従って管理してください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Blackwell's Five-Minute Veterinary Consult Clinical Companion, Small Animal Toxicology, 3rd Edition
[2] The Dog Care Handbook, Things I Wish My Vet Had Told Me
[3] Coyne SR, Landry GM. Tartaric acid induces toxicity in Madin-Darby Canine Kidney cells, but not Human Kidney-2 cells in vitro and is prevented by organic anion transporter (OAT) inhibition and human OAT-4 transfection. J Vet Emerg Crit Care 2023;33(3):298–304.