犬の肺血栓塞栓症は、急性の呼吸困難を引き起こす可能性のある命に関わる疾患です。飼い主さんが必ず知っておくべき原因、症状、そして対処法をまとめました。



すぐに動物病院を受診する必要があるサイン
犬が突然息切れをしたり、口元が白っぽくなったり、倒れたり、意識がぼんやりしてきたりした場合は、すぐに動物病院へ連れて行ってください。これらは肺血栓塞栓症の緊急症状です。



| 項目 | 軽度 | 中等度 | 重度 |
|---|---|---|---|
| 呼吸困難 | やや息苦しい | 持続的な息苦しさ | 激しい息苦しさ、口を開ける |
| 唇・粘膜の色 | 正常 | やや蒼白 | 蒼白または青色(チアノーゼ) |
| 意識の状態 | 正常 | 眠そう | 意識がもうろうとする、または倒れる |
| 活動レベル | 正常 | 活動の低下 | 動けない |
重症度が高いほど低血圧・心停止のリスクが高まるため、すぐに病院を受診する必要があります。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 9th ed. 2022. Wiley-Blackwell.
[2] Ettinger, S.J. & Feldman, E.C. (2021). Textbook of Veterinary Internal Medicine, 9th ed. Elsevier.
[3] American College of Veterinary Internal Medicine (ACVIM). (2020). Consensus Statement on Canine Pulmonary Thromboembolism. Journal of Veterinary Internal Medicine, 34(3), 1023–1034.