犬の動脈管開存症(PDA)は、生まれつき閉じるべき動脈管が閉じないことで心臓に負担をかける先天性の心臓病です。早期発見と治療が重要です。



すぐに動物病院を受診すべきサイン
犬が息切れをしたり、軽い運動後も激しく息を整えたり、口が青ざめたり、突然倒れたりする場合は緊急事態です。これは心臓機能が重度に損傷していることを意味するため、直ちに動物病院へお越しください。


| 項目 | 手術治療 | カテーテル治療 |
|---|---|---|
| 回復時間 | 1〜2週間 | 1〜3日 |
| 痛みの程度 | 普通 | 低い |
| 費用 | 約80,000円 | 約110,000円 |
| 適合性 | すべての犬種 | 一定サイズ以上の犬 |
カテーテル治療は回復が早いですが、サイズ制限があり費用が高いです。手術は幅広く適用できます。
注意すべき点:治療のタイミングと品種
PDAは早期発見・早期治療が重要です。シャントが心臓に大きな負担をかける前に早めに治療すれば、拡大していた心臓が再び縮小するなど、回復が見込めます。特にチワワ、コッカー・スパニエル、プードルなど発症しやすい品種やメス犬では、早期の健康診断と治療の時期・方法の選択に細心の注意を払う必要があります。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
シェア
[1] Textbook of Cardiovascular Medicine in Dogs and Cats, 2020
[2] Notes on Canine Internal Medicine, 4th Ed, 2018
[3] The Veterinary Workbook of Small Animal Clinical Cases, Case 39, 2021