犬の高血圧と腎臓疾患は、早期発見が重要です。飼い主さんが知っておくべき重要な質問と回答をまとめました。



すぐに動物病院を受診すべきサイン
犬が突然の視力低下や失明、元気のなさや発作などの神経症状、あるいは激しい嘔吐を繰り返す場合は、すぐに動物病院を受診してください。これは高血圧による網膜損傷で失明したケースや、脳症・出血などの標的臓器の損傷、あるいは急性腎障害の兆候である可能性があります。


| 項目 | 主な症状 | 主な対応 | 予後 |
|---|---|---|---|
| 初期(軽症) | 間欠的な喉の渇き、排尿回数の増加 | 定期検診、低リンの腎臓療法食の開始 | 早期に管理すれば一般的に良好 |
| 中期(中等度) | 体重減少、食欲低下、嘔吐 | 降圧剤、腎臓療法食でタンパク質・リンを調整 | 適切な管理で進行を遅らせることができる |
| 後期(重症) | 無気力、失明、激しい嘔吐 | 入院治療、腎代替療法(透析)を検討 | 予後不良、生存期間の短縮 |
治療の時期と管理のレベルによって予後が大きく変わります。早期の介入が重要です。

注意点:薬物相互作用に注意
犬が高血圧や腎臓疾患の治療中の場合は、他の薬物(例:抗炎症薬)を服用する前に必ず獣医師に確認してください。一部の薬は腎臓に負担をかける可能性があります。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Langston, C.E. et al. (2023) Small Animal Critical Care Medicine, 3rd Edition. Elsevier.
[2] The Cat, Clinical Medicine and Management, 2nd Edition (2022). Elsevier.
[3] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 9th Edition (2023). Wiley.