犬の横隔膜ヘルニアは、外傷後に発症しうる深刻な呼吸器疾患です。飼い主様にご理解いただきたい重要な情報を、Q&A形式でまとめました。



すぐに動物病院を受診する必要があるサイン
犬が突然激しく息を切らしたり、口元が青紫色に変色したり、倒れて動かなくなったりした場合は、直ちに動物病院へお越しください。これは命に関わる緊急事態です。呼吸数や心拍数が上昇している場合、獣医師による即時の処置が必要です。対応が遅れると、臓器の損傷や死亡にまでつながる可能性があります。


| 項目 | 症状 | 呼吸の状態 | 意識の状態 | 応急対処 |
|---|---|---|---|---|
| 軽症 | わずかな息切れ | やや速くなる | 正常 | 病院の受診を予約 |
| 重症 | 激しい息切れ、咳 | 非常に速い | 無気力 | 直ちに病院を受診 |
| 緊急 | 口が青い、倒れる | 停止の危険 | 意識喪失 | 救急室を受診 |
症状が悪化したら直ちに病院を受診する必要があります。遅れると生命の危険が高まります。
小型犬はより危険です。
横隔膜ヘルニアは、犬種や体型に関係なく、外傷を受けたどの犬にも発生する可能性があります。特に外傷後に呼吸が速くなったり、呼吸に異常が見られたりした場合は、必ず検査を受ける必要があります。予防のためには、車に乗せる際に愛犬を安全に固定することが重要です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 9th Edition, 2022
[2] Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Edition, 2020
[3] Veterinary Surgery: Small Animal, 2nd Edition, 2019