犬の肝性脳症は、肝機能の低下により脳に毒性物質が蓄積して起こる中枢神経系の疾患です。飼い主さんが知っておくべき重要な情報をまとめました。



すぐに動物病院を受診すべきサイン
犬が突然痙攣を起こしたり、意識を失ったり、眼球の振盪や筋肉の強直などの神経症状を示す場合は、直ちに動物病院へ連れて行ってください。特に重度の肝不全では脳浮腫を伴うことがあり、これは生命を脅かす急性状態です。



| 項目 | 主な症状 | 行動の変化 | 治療の必要性 |
|---|---|---|---|
| 軽度 | 意識のもうろう、方向感覚の喪失 | 混乱、睡眠パターンの変化 | 低レベルの管理が必要 |
| 中等度 | けいれん、視線の固定、無気力 | 自己制御不能、不安の増加 | 薬物治療が必須 |
| 重症度 | 意識喪失、激しいけいれん | 脳浮腫の可能性、呼吸異常 | 緊急治療が必要 |
症状の重症度によって治療戦略が変わります。早期発見が鍵です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 9th Edition. 2022. Wiley-Blackwell.
[2] Ettinger, S.J., Feldman, E.C. (2021). Textbook of Veterinary Internal Medicine, 9th ed. Elsevier.