フィラリア症抗原検査は、犬がフィラリア症に感染しているかどうかを素早く確認するための重要な検査です。飼い主の方が知っておくべき大切な情報をまとめました。



| 項目 | 抗原検査 | 血液ミクロフィラリア検査 |
|---|---|---|
| 検査対象 | 成熟した雌成虫が分泌する抗原 | 血中のミクロフィラリア(microfilaria) |
| 感染段階の検出 | 感染から約6か月以降、成熟した雌成虫が存在する場合 | 血中にミクロフィラリアが循環しているとき |
| 検査速度 | 数分〜十数分以内に結果 | 顕微鏡検査で比較的迅速に確認 |
| 正確度 | 成熟した雌成虫が存在する場合、感度・特異度が高い | ミクロフィラリアが循環しているとき検出可能 |
抗原検査は成熟した雌成虫の存在を確認するのに感度が高く特異的であり、ミクロフィラリア検査(例:変法ノット法)は血中のミクロフィラリアを確認するのに用いられます。両方の検査を併用するとより正確です。

検査結果が陽性の場合は、すぐに動物病院を受診する必要があります。
フィラリア症抗原検査で陽性反応が出た場合は、すぐに獣医師にご相談いただき、追加検査を受けてください。治療は複雑で合併症のリスクもあるため、早期の介入が重要です。



タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
シェア
[2] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 9th Edition. (2021). Wiley-Blackwell. Chapter on Heartworm Prevention and Treatment.
[3] Handbook of Veterinary Pharmacology. (2020). Section on Heartworm Prevention and Therapy. Elsevier.