猫の腎臓は非常にデリケートな臓器であり、特定の薬物や物質に曝露されると急性腎障害を引き起こす可能性があります。飼い主の方が知っておくべき重要なポイントをまとめました。




| 項目 | 危険度 | 主な障害 | 即時の対処 |
|---|---|---|---|
| アセトアミノフェン | 非常に高い | 赤血球および腎臓の障害 | 直ちに病院を受診 |
| イブプロフェン(NSAIDs) | 非常に高い | 腎臓および胃腸管の障害 | 直ちに病院を受診 |
| エチレングリコール(不凍液) | 非常に高い | 急性腎障害および死亡 | 直ちに病院を受診 |
| ビタミンD3の過剰 | 中程度 | 高カルシウム血症・腎臓の石灰化 | 獣医師に相談 |
| ユリ類 | 非常に高い | 急性腎障害 | 直ちに病院を受診 |
危険度は1〜5点で、5点が最も危険です。

直ちに動物病院を受診する基準(危険度:危険)
猫が腎毒性物質を摂取した場合、あるいは食欲低下・嘔吐・尿量減少などの症状が見られた場合は、直ちに動物病院を受診してください。腎臓の障害は急速に進行するため、治療が遅れると回復が困難になります。命に関わる可能性もあるため、決して放置しないでください。


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] The Cat, Clinical Medicine and Management, 2nd Edition. Elsevier, 2017.
[2] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 9th Edition. Wiley-Blackwell, 2021.