開封後のペットフードは、空気・湿気・光・熱にさらされるとすぐに酸化してしまいます。円筒形の容器で密閉し、涼しい場所に保管して、1ヶ月以内に使い切るという基本ルールを守るだけで、栄養成分とおいしさを長く保つことができますよ。

| 項目 | 推奨 | 避けるべきこと |
|---|---|---|
| 温度 | 涼しい室内 | 高温・直射日光 |
| 湿度 | 乾燥した環境 | 浴室・キッチンのシンク下 |
| 容器 | 元の包装のまま密閉 | フードだけを移し替える |
| 使い切る期間 | 開封後は早めに使い切ることを推奨 | 長期間の放置 |
| 床との接触 | 台の上 | コンクリート・タイルへの直接接触 |
気温が高い夏場には小分け包装での購入をおすすめします

このような兆候が見られた場合は、すぐに廃棄してください。
古い油の匂い(石鹸や塗料に似た匂い)がする、あるいは餌の表面に油膜・カビ・色の変化が見られる場合は、絶対に与えないでください。普段よく食べていた子が突然餌を拒否することも、酸化の兆候かもしれません。夏の湿気の多い時期に袋の内側に結露が見られる場合は、もったいないと思っても新しい袋に交換するのが安全です。

ウェットフードと自然食では、与え方のルールが異なります。
缶詰やパウチ、手作り自然食は開封後、必ず冷蔵保存が基本です。ウェットフードは短期間であれば冷蔵し、より長期の保存が必要な場合は冷凍するのが原則で、保存方法によって鮮度保持期間が大きく異なります。室温で長時間放置されたウェットフードは、もったいない気持ちがあっても廃棄してください。夏場は気温が高く、より早く劣化する可能性があるため、保存期間をより慎重に設定する必要があります。ウェットフードを残す場合は、ステンレスやガラスの容器に移し替えて密閉し、冷蔵保存してください。次の給餌時には、冷たすぎないよう少し温めてから与えてください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Fascetti AJ, Delaney SJ. Applied Veterinary Clinical Nutrition, 2nd Ed — Chapter 8: Commercial and Home-Prepared Diets
[2] Little S. The Dog Care Handbook: Things I Wish My Vet Had Told Me — Nutrition Section
[3] Ettinger SJ, Feldman EC. Textbook of Veterinary Internal Medicine — Nutritional Management