複数の猫を同じ家で飼う場合、ストレスやトラブルを減らすには縄張りの区切りが不可欠です。ここでは、重要な資源を分散して配置し、垂直空間を活用する実践的なガイドラインをまとめました。

| 項目 | 2匹 | 3匹 | 4匹 |
|---|---|---|---|
| トイレ | 3個 | 4個 | 5個 |
| フードボウル | 3個 | 4個 | 5個 |
| 水入れ | 3個以上 | 4個以上 | 5個以上 |
| 休息スペース(隠れ家) | 2〜3個 | 3〜4個 | 4〜5個 |
| 垂直スペース(キャットタワー) | 2個 | 2〜3個 | 3個 |
リソースはお互いの視線が遮られるよう、別の部屋・別の空間に分散して配置するのがポイントです。特にトイレは、食事・水・休息スペースから離れた場所に置くのがよいです。

このようなサインが見られたら、猫同士のスペース分けが足りないかもしれません。
次のいずれかに該当する場合は、リソースの配分を見直す必要があります。 - 1匹がトイレの外や布団・カーペットで排尿している - 食事のたびに1匹が常に後回しになっている - 特定の猫が腹部を舐めたり毛を抜いたりする過剰グルーミングが見られる - 血尿・頻尿・排尿姿勢をとっても尿が出ない(特にオスは直ちに病院へ) - 互いに対峙した際に尾を膨らませたり、唸り声が1週間以上続いている


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Rodan I, Heath S, Feline Behavioral Health and Welfare, Elsevier, 2016
[2] Horwitz DF, Blackwell's Five-Minute Veterinary Consult Clinical Companion: Canine and Feline Behavior, Wiley-Blackwell, 2018
[3] Ellis SLH et al., AAFP and ISFM Feline Environmental Needs Guidelines, Journal of Feline Medicine and Surgery, 2013