猫の眼瞼内反は、まぶたが内側に巻き込んで目を刺激する疾患で、痛みや角膜の損傷を引き起こす可能性があります。飼い主さんが知っておくべき重要な情報をまとめました。



すぐに病院を受診すべきサイン
目の充血、涙が止まらない、目が開きにくい、目をこする・擦るなどの行動が繰り返される場合は、できるだけ早く動物病院を受診してください。角膜に潰瘍や損傷が生じると視力低下につながる可能性があるため、こうした症状が見られたら遅延せず、可能な限り早めに獣医師の診察を受けることが重要です。


| 項目 | 手術治療 | 保存的管理 |
|---|---|---|
| 効果の持続性 | 長期的・根本的な矯正 | 一時的な緩和 |
| 適した場合 | 角膜損傷などの意味のある二次病変 | 軽度の症状、手術が難しい場合 |
| 費用および期間 | 高い、回復・管理期間が必要 | 低い、継続的な管理が必要 |
| 副作用・限界 | 感染、再発、過矯正時の眼瞼外反 | 根本原因は矯正されず刺激が持続 |
手術は眼瞼内反の根本的な矯正法ですが、保存的管理は軽度の場合や手術までの一時的な対処として活用すべきです。
注意:手術前後のケアが重要です
手術後は、目を保護するための措置(保護カラーの装着など)が必要になる場合があります。また、抗生物質や抗炎症薬は獣医師の指示に従って正しく使用し、猫が目を触ったり掻いたりしないように注意してください。手術後も、定められたスケジュールに従って再診を受け、目の状態を確認することが重要です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] The Cat, Clinical Medicine and Management, 2nd Edition. Elsevier, 2020.
[2] Maggs DJ. Third eyelid. In: Maggs DJ, Miller PE, Ofri R, Slat... Clinical Atlas of Canine and Feline Ophthalmic Disease, 2nd Ed. Elsevier, 2018.
[3] Cullen CL, Njaa BL, Grahn BH. Ulcerative keratitis associated with qualitative tear film abnormalities. Vet Ophthalmol. 1999;2:197–204.