猫のALTとALPの数値が上昇した場合、最も一般的な原因、診断手順、そして管理方法について、保護者が知っておくべき重要な情報をまとめました。



| 項目 | 原因 | 主な特徴 | 追加検査の必要性 |
|---|---|---|---|
| 肝炎または肝細胞損傷 | ALTの上昇がより顕著 | ALPは中等度の上昇 | 血液検査、超音波 |
| 胆道閉塞(胆汁うっ滞) | 猫はALPの感度が低いことがある | GGTの上昇がALPより顕著なことがある | 超音波、血液検査(GGTなど) |
| 脂肪肝症(Hepatic Lipidosis) | ALP:GGT比の増加(ALPがGGTより上昇) | 食欲不振を伴う | 生検、超音波 |
| 薬物誘発性肝損傷 | 特定の薬剤の服用歴の確認が必要 | 薬物中止後に回復傾向 | 薬物中止後に再評価 |
獣医師が原因を正確に把握するため、複数の検査を併用します。

すぐに動物病院を受診すべきサイン
食欲がない、嘔吐を繰り返す、だるそうにする、黄疸(目や唇が黄色くなる)、腹痛などの症状が見られたら、すぐに病院へ連れて行ってあげてください。これは肝機能が重度に損傷しているサインかもしれません。



タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Fundamentals of Veterinary Clinical Pathology, 3rd Edition, 2023
[2] Small Animal Critical Care Medicine, 3rd Ed, 2022
[3] Veterinary Hepatology: A Clinical Approach, 2021