子犬や猫の離乳食は生後3~4週頃から始めます。時期別の与え方や注意点について、獣医学的な根拠に基づいてご説明します。

| 項目 | 子犬 | 猫 |
|---|---|---|
| 3~4週目 | 母乳中心(離乳食未開始) | 離乳食開始(かゆ状) |
| 5~6週目 | 離乳食開始(かゆ状)、1日3~4回 | かゆ+フード混合、1日3~4回 |
| 6~7週目 | 水でふやかしたフード中心へ移行 | ふやかしたフード+ウェット混合 |
| 7~10週目以上 | 完全離乳、ドライフード可能 | 完全離乳、ウェット中心 |
母親と子の状態によって1~2週の調整が可能です

離乳食中にすぐに中止して病院へ連れて行くべきサイン
離乳食導入中に以下の症状が見られた場合は、すぐに中止し、動物病院を受診してください。新生児や離乳期の仔犬・仔猫は脱水や低血糖に対して非常に脆弱で、症状が急速に悪化することがあるため、以下のような兆候が見られた場合は、一刻も早く獣医師の診察を受ける必要があります。 - 1日以上続く下痢や嘔吐 - 餌を完全に拒否し、ぐったりしている - 体温が低く、母乳やミルクを飲もうとしない - 咳をしたり、離乳食が鼻から逆流したりする

離乳食の時期に絶対に与えてはいけない食べ物
一般的な牛乳は乳糖が多く下痢を引き起こすため、絶対に与えないでください。人間の食べ物(醤油、塩、砂糖を含む)、生肉、はちみつ、生卵も禁止です。特に子犬や猫は、生肉や生卵に含まれる可能性のある細菌汚染に注意が必要ですので、離乳食の材料は必ず加熱処理済みのものを使用してください。必ず子犬・猫専用フードや、獣医師が承認した製品のみを使用してください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
シェア
[1] National Research Council, Nutrient Requirements of Dogs and Cats, 2006
[2] Applied Veterinary Clinical Nutrition, 2nd Edition, Wiley-Blackwell
[3] Handbook of Veterinary Pharmacology, Appetite Stimulants Chapter