犬の多発関節炎は、免疫系が複数の関節を攻撃して炎症を引き起こす自己免疫疾患です。早期診断と免疫抑制療法が治療の鍵となります。

| 項目 | 特発性免疫介在型 | 反応性感染随伴型 | 全身性エリテマトーデス随伴型 |
|---|---|---|---|
| 原因 | 原因不明 | 感染・薬物・腫瘍 | 全身性自己免疫疾患 |
| 主な発症年齢 | さまざまな年齢で発生 | すべての年齢 | さまざまな年齢で発生 |
| 基本治療 | 免疫抑制剤 | 原因疾患の治療 + 抗炎症 | 免疫抑制剤 + 全身管理 |
| 予後 | おおむね良好(長期管理が必要) | 原因除去で良好 | 複合的な臓器損傷を伴う場合は注意 |
獣医内科学教科書に基づく一般的な分類です。個別の診断は獣医師の判断が必要です。

このような場合は、すぐに動物病院へお越しください。
高熱が持続し、複数の脚を跛行したり、24時間以上餌を拒否して活動量が急激に低下する場合は、緊急の獣医療が必要です。関節損傷が急速に進行する可能性があり、全身性感染症との鑑別が困難なため、血液検査と関節液検査を迅速に行う必要があります。


薬の任意での中断は絶対に禁物です。
症状が改善したからといって、ステロイドや免疫抑制剤を急に中止すると、再発のリスクが高まるだけでなく、かえって強い炎症反応が再発する可能性があります。必ず獣医師が指示した減量スケジュールに従って、ゆっくりと減薬してください。もしお薬を飲み忘れた場合は、自己判断で2倍の量を飲ませるのではなく、必ず病院にご相談ください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Textbook of Veterinary Internal Medicine, 8th Edition, Chapter on Immune-Mediated Polyarthritis
[2] Textbook of Veterinary Orthopaedic Surgery, Chapter 12 Joint Diseases
[3] Stull JW et al., Immune-Mediated Polyarthritis in Dogs, Journal of Small Animal Practice, 2018