猫のレンズ脱臼は、急激な視力低下と痛みを引き起こす可能性のある緊急疾患です。飼い主さんが知っておくべき重要な情報をまとめました。



すぐに動物病院を受診する必要がある緊急のサイン
猫が急に目を閉じてしかめっ面をしたり、目が充血して角膜が白く濁ったりした場合は、早めに動物病院、できれば眼科専門医の診察を受けることをおすすめします。水晶体脱臼はぶどう膜炎・緑内障・角膜損傷を伴うことがあり、まだ視力が残っているうちに迅速に診察を受けるほど、視力を保つ可能性が高まります。診察が遅れると回復が難しくなる可能性があります。


| 項目 | 手術治療 | 薬物治療 | 非手術管理 |
|---|---|---|---|
| 主な役割 | 脱臼した水晶体の除去(摘出) | 炎症・疼痛・眼圧の調節 | 長期的な疼痛・眼圧の管理 |
| 猫における位置づけ | 適応となるときに選択 | 続発性脱臼で優先される場合が多い | 手術が難しいときに適用 |
| 管理の特性 | 専門的な眼科手術が必要 | 継続的な点眼・投薬が必要 | 継続的なモニタリングが必要 |
| 費用 | 高い | 低い | 中程度 |
猫の続発性水晶体脱臼では、手術より抗炎症薬を中心とした内科的管理が優先される場合が多いです。治療法は水晶体の位置と眼の状態を総合して決定されます。
注意:水晶体脱臼は再発しやすい傾向があります。
水晶体脱臼は一度発症すると再発する可能性があります。特に手術後でも反対の目に脱臼が生じる場合があるため、定期的な眼科検診が必要です。また、手術後にも痛みや眼圧の変化を注意深く観察する必要があります。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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