犬の結膜炎は、涙が多い、目が赤くなるなどの症状で現れます。原因はウイルス、細菌、寄生虫など様々です。早期に診断を受け、適切な治療を受けることが重要です。



直ちに動物病院を受診が必要な場合
愛犬の目がひどく充血していたり、分泌物が黄色や緑色に変化していたり、痛みでまともに目を開けられない状態が続く場合は、すぐに動物病院を受診する必要があります。結膜炎は角膜潰瘍や角膜炎に悪化することがあり、治療が遅れると視力喪失につながる可能性があります。
| 項目 | 主な症状 | 主な原因 | 治療方法 |
|---|---|---|---|
| ウイルス性結膜炎 | 涙が多い、目が赤い、目を閉じる | 犬ジステンパーウイルス、犬ヘルペスウイルス | 局所抗ウイルス薬、補助療法 |
| 細菌性結膜炎 | 黄色い分泌物、目の充血 | クラミジア(クラミドフィラ)などの細菌 | ドキシサイクリンなどの抗生物質の点眼・経口投与 |
| アレルギー性結膜炎 | 両目に同時に症状、かゆみ | アトピー、ほこり、花粉などのアレルゲン | 局所消炎剤・抗ヒスタミン薬、アレルギー原因の除去 |
治療法は原因によって異なるため、正確な診断が不可欠です。



注意すべき点:誤った治療は、より大きな問題を引き起こす可能性があります。
ご自身で薬や家庭で調製した液体で目のお手入れをすると、かえって炎症が悪化したり、角膜にダメージを与えたりする恐れがあります。決してご自身で判断して薬を使用しないでください。獣医師の処方なしで点眼薬を使用すると、視力に影響を及ぼす可能性があります。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Ed
[2] Clinical Atlas of Canine and Feline Ophthalmic Disease, 2nd Ed
[3] The Veterinary Workbook of Small Animal Clinical Cases