補助犬になるために必要な気質や資質、評価項目や訓練プロセスを、飼い主の立場でわかりやすくまとめました。

| 項目 | 確認内容 | 重要度 |
|---|---|---|
| 気質の安定性 | 見慣れない騒音・人に対して過度に反応しない | 必須 |
| 社会化レベル | 他の犬・子ども・高齢者すべてを受け入れる | 必須 |
| 基本トレーニング | おすわり・待て・おいでの服従 | 必須 |
| 健康状態 | 予防接種・寄生虫検査が完了 | 必須 |
| 集中力 | 騒音の中でも飼い主に集中 | 推奨 |
| 身体接触の許容 | 見知らぬ人になでられても落ち着いている | 必須 |
評価機関ごとに細かい基準は異なる場合があります。

このような場合は、補助犬としての評価が難しい場合があります。
次のような場合は、無理に評価を受けるよりも、一般の愛犬として幸せに暮らす方が良いでしょう。見知らぬ人を見ると吠えたり隠れたりする場合、音に極端に敏感な場合、他の犬と会うと攻撃性を示す場合、分離不安が強い場合、最近手術や病気の回復中である場合などが該当します。恐怖や攻撃性などの行動問題は、ポジティブ強化のトレーニングで一定の改善が見込めますが、不安や恐怖に基づく行動はトレーニングだけでは限界があり、行動医学的な評価と多角的なアプローチが必要なケースが多いです。無理に補助犬の活動を引き続き行うと、愛犬に慢性的なストレスがかかる可能性があります。

補助犬の品種と年齢基準
特定の品種に限定されるわけではありませんが、ゴールデンレトリバー、ラブラドール、プードル、ビションフリーゼなど、人懐っこい品種が好まれます。ただし、ミックス犬や小型犬でも気質が合えば十分に可能です。年齢は通常、生後12ヶ月から8歳までが推奨されます。犬は気質がまだ完成しておらず、高齢犬は身体的負担が大きいため、評価から除外されることが多いです。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Horwitz D, Mills D. BSAVA Manual of Canine and Feline Behavioural Medicine, 2nd Edition, 2009
[2] Serpell JA. The Domestic Dog: Its Evolution, Behavior and Interactions with People, Cambridge University Press, 2016
[3] Udell MAR, Wynne CDL. Canine Behavior Assessment, Learning & Motivation, 2010