犬の眼科専門診療は、一般的な動物病院では診断が難しい場合や手術が必要な眼疾患を精密に診察する二次診療です。来院のタイミング、検査の種類、費用までを一度にまとめました。

| 項目 | 一般動物病院 | 眼科専門病院 |
|---|---|---|
| 細隙灯顕微鏡 | False | True |
| 眼圧計測定 | True | True |
| 眼底撮影 | False | True |
| 角膜地形図検査 | False | True |
| 白内障手術 | False | True |
| 初診費用(参考) | 2,000円〜5,000円 | 8,000円〜10,000円 |
費用は地域・病院によって異なります。正確な金額は訪問前に電話で確認してください。

直ちに眼科の緊急診療が必要なサイン
次の症状は視力を永久に失う可能性があるため、できるだけ早く眼科を受診する必要があります。瞳孔が著しく拡大しており、目を開けられない場合(緑内障の疑い)、角膜が深く陥没して穴が開いたように見える場合(角膜穿孔)、眼球が突出している場合(眼球脱出)が代表的です。夜間であれば、24時間対応の緊急眼科病院へ直ちに駆けつけてください。

短頭種やシニア犬は定期的な健康診断をおすすめします。
シーズー、パグ、ペキニーズなどの短頭種は、眼窩が浅く眼球が突出している構造的な特性から、一般の犬種に比べて角膜潰瘍、結膜炎、乾燥性眼疾患を発症するリスクが高くなります。高齢犬では白内障、緑内障、乾燥性角結膜炎など、さまざまな眼科疾患を発症しやすく、糖尿病や遺伝性疾患の家族歴がある場合は特に注意が必要です。症状がなくても、年に1〜2回の定期的な眼科検診で異常を早期に発見することをお勧めします。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Maggs DJ, Miller PE, Ofri R. Slatter's Fundamentals of Veterinary Ophthalmology, 6th ed. Elsevier, 2018
[2] Gelatt KN, Gilger BC, Kern TJ. Veterinary Ophthalmology, 5th ed. Wiley-Blackwell, 2013
[3] American College of Veterinary Ophthalmologists (ACVO) Practice Guidelines, 2022