猫ヘルペス性角膜炎はウイルスが原因で起こる目の疾患で、早期発見と適切な治療が重要です。飼い主の方が知っておくべき重要な情報をまとめました。



すぐに動物病院を受診すべきサイン
目が完全に閉じてしまったり、涙が次第に増えたり、目が白濁して見えたり、目をこする行動がひどくなったりする場合は、すぐに動物病院を受診してください。角膜潰瘍や瘢痕が生じると視力の回復が難しくなるため、早期治療が不可欠です。特に猫、高齢猫、免疫力が低い個体はリスクが高いため、注意が必要です。



| 項目 | 軽症 | 中等度 | 重症 |
|---|---|---|---|
| 目の充血および分泌物 | 軽い充血、透明な分泌物 | 強い充血、黄色い分泌物 | 涙が多く濁った角膜 |
| 治療方法 | 人工涙液、経過観察 | 抗ウイルス薬、週2回の検診 | 抗ウイルス薬、二次感染予防の抗生物質、入院などの集中治療 |
| 病院受診の周期 | 2~3日後に再検査 | 毎日または2日ごと | 毎日のモニタリング |
症状が悪化したり48時間以内に改善しない場合は、直ちに病院を受診する必要があります。
注意すべき点:誤った治療はさらなる被害を招く
ご自身で薬を使ったり、ステロイド剤を無断で点眼したりすると、ウイルスの活性化がさらに進み、目の状態が悪化する可能性があります。特に目が白濁したり、角膜潰瘍が生じている場合は、ステロイドの投与は絶対に禁じられています。獣医師の指示なしに薬を変更したり、中断したりしないでください。治療は継続することが何より重要です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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