犬の慢性腎臓病(CKD)の進行速度を定期的にモニタリングする方法とその重要性について、保護者が知っておくべき重要な情報をまとめました。



| 項目 | 検査周期 | 主な指標 | 注意事項 |
|---|---|---|---|
| ステージ1(初期) | 1〜3か月 | SDMA、クレアチニン、タンパク尿 | 定期的な追跡が必須 |
| ステージ2〜3(中等度) | 3〜6か月 | SDMA、クレアチニン、尿濃度 | 食事調整が必要 |
| ステージ4(重症) | 1〜2か月 | SDMA、クレアチニン、電解質 | 輸液治療の検討 |
ステージは国際腎臓協会(IRIS)基準で獣医師が1〜4段階で評価します。個人差があるため定期検査が重要です。

すぐに動物病院を受診すべきサイン
犬が突然食欲を失い、嘔吐や下痢を繰り返す、あるいはショック状態のように倒れるような場合は、すぐに動物病院へ連れて行ってください。これは腎機能が急激に悪化している、または電解質のバランスが崩れていることを示す可能性があります。特に24時間以上食べ物や水を口にしない状態が続くと、生命に危険が及ぶこともありますので、決して放置しないでください。

注意:不適切な食事管理は症状の悪化を招く可能性があります。
愛犬のために独自の食事を作ることは絶対に避けてください。特にタンパク質やリンの摂取量を無秩序に調整すると、腎臓に負担をかける可能性があります。獣医師が処方したフードと与える量を必ず守り、他のフードやおやつを混ぜて与えることも避けてください。不適切な管理は病気の進行を早める可能性があります。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
シェア
[1] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 9th Edition, 2022
[2] Notes on Canine Internal Medicine, 4th Edition, 2021
[3] Urinalysis in the Dog and Cat, 2020