犬の急性腎不全(AKI)は、腎臓の機能が急激に低下し、命を脅かす可能性があります。保護者が知っておくべき症状、原因、対処法をまとめました。



すぐに病院を受診すべき緊急のサイン
犬が全く尿を排泄しない(無尿)、嘔吐を繰り返す、体力が急激に低下する、歯茎が蒼白になるなどの緊急の症状が見られた場合は、直ちに動物病院へ連れて行ってください。無尿や少尿は、尿毒症物質の蓄積や高カリウム血症による致命的な不整脈を引き起こす可能性があるため、一刻も早く緊急診療と治療を受ける必要があります。



| 項目 | 急性腎不全(AKI) | 慢性腎不全(CKD) |
|---|---|---|
| 発症の速さ | 数時間〜数日以内に急激に | 数か月〜数年かけて徐々に |
| 原因 | 毒性物質、脱水(血流低下)、感染 | 加齢、遺伝、炎症 |
| 回復の可能性 | 早期治療で回復可能だが死亡率が高い | 完治は難しく、管理中心 |
| 主な症状 | 食欲不振、嘔吐、尿量減少 | 体重減少、口臭、頻尿 |
AKIは早期発見と治療が生存に決定的です。CKDは長期的な管理が必要です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Notes on Canine Internal Medicine, 4th Ed, 2023
[2] Urinalysis in the Dog and Cat, 2022
[3] Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Ed, 2021