冬の散歩が減って太り気味のわんちゃん、室内でも十分運動できます。体重・関節・年齢に合わせた室内運動法をご紹介します。

冬の室内での運動前に必ず確認すべき事項
床が滑ると、前十字靭帯や膝蓋骨の怪我のリスクが高まります。リビングの床には滑り止めマットを敷き、関節炎や心臓病、シニア犬の場合は必ず獣医師と運動強度を相談してから始めてください。室内の温度は20〜22度に保ち、運動前後の水飲み器にはぬるま湯を用意しましょう。

| 項目 | 小型犬・犬 | 中大型の成犬 | 高齢・肥満の犬 |
|---|---|---|---|
| 推奨運動時間 | 1日30〜40分 | 1日45〜60分 | 1日20〜30分 |
| 1セッションの長さ | 5〜10分 ×3回 | 10〜15分 ×3回 | 5分 ×4〜5回 |
| おすすめの運動 | ノーズワーク・引っ張りっこ | 障害物・階段 | マット散歩・ストレッチ |
| 避けるべきこと | 高いジャンプ | 繰り返しの急旋回 | 階段・ジャンプ全般 |
高齢・肥満の犬は必ず獣医師に相談してから始めてください


このような症状が見られたら、運動をすぐに中止してください。
運動中に舌が紫色に変色したり、突然座り込んで起き上がれなくなったり、咳や荒い呼吸が1分以上続く場合は、心臓や気管支に問題がある可能性があります。短頭種(シーズー・ペキニーズ・フレンチブルドッグ)は冬でも呼吸困難を起こすことがあるため、運動強度は半分まで抑えてください。

品種・疾患別の室内運動における注意点
ダックスフンドやコーギーなど腰の長い犬種は、階段やジャンプなどの運動を避け、平坦な地面でのノーズワークを中心に進めてください。膝蓋骨脱臼の既往歴がある小型犬は、滑りやすい床での急な方向転換を避け、心臓病と診断された犬は1回あたり3〜5分程度に区切って短く行いましょう。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] National Research Council. Nutrient Requirements of Dogs and Cats. Chapter: Physical Activity and Environment
[2] Patil, A. R., and T. M. Bisby. Comparison of maintenance energy requirement of client-owned dogs and kennel dogs. Compend. Cont. Education 24:S81, 2002
[3] Therminarias, A. et al. Catecholamines in dogs during cold adaptation by repeated immersions. J. Appl. Physiol. 46:662-668, 1979