1~3歳の猫は成猫の初期段階にあたり、この時期の予防接種・体重管理・歯のケアが生涯の健康を左右します。必ず押さえておきたいケアのポイント5つをまとめました。

ケアを開始する前に必ず確認すべき事項
成猫のケアを始める前に、まずは現在の体重・BCS(ボディコンディションスコア)・基本的なワクチン接種履歴を確認しましょう。路上から保護した場合やワクチン接種履歴が不明確な場合は、自己判断でワクチンを接種するのではなく、獣医師と相談して検査から受ける方が安全です。基礎疾患がある場合は、サプリメントや食事の変更も獣医師の確認を経てから進めてください。

| 項目 | 総合ワクチン(FVRCP) | 狂犬病 | 白血病(FeLV) |
|---|---|---|---|
| 対象 | すべての猫 | 屋外に出る猫・義務地域 | 屋外猫・多頭飼育環境 |
| 接種周期 | 1〜3年 | 1年 | 1年 |
| 室内猫での必須可否 | 必須 | 地域の条例を確認 | 任意 |
| 主な予防疾患 | 汎白血球減少症 | 狂犬病 | 猫白血病 |
正確な周期と必要性は獣医師と相談のうえ決めてください

品種別の注意点
特定の品種では、1〜3歳頃から遺伝性疾患のスクリーニング検査を検討する必要があります。メインクーンやラグドールでは肥大型心筋症(HCM)のエコー検査、ペルシャやヒマラヤンでは多嚢胞腎(PKD)の遺伝子検査およびエコー検査、スコティッシュフォールドでは関節の異常の有無を確認することが推奨されています。品種猫の場合は、1〜2歳の間で一度、基本的な心エコー検査を受けておくのが安心です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] August's Consultations in Feline Internal Medicine, Volume 7
[2] AAFP Feline Vaccination Advisory Panel Report, 2020
[3] Nutrient Requirements of Dogs and Cats, National Research Council