イブプロフェンは犬や猫にとって非常に危険な薬物です。中毒症状、緊急時の対処法、治療プロセス、予防策までを獣医学の資料に基づいてまとめました。


このような症状が見られた場合は、すぐに救急病院へお越しください。
痙攣や発作、血を混じえた嘔吐、意識の混濁が見られる場合は、命に関わる危険な状態です。また、尿がほとんど出ないことも、腎臓障害が深刻なサインです。これらの症状が一つでも見られたら、一刻も早く24時間対応の動物病院へお越しください。


ご家庭での薬物中毒予防チェックリスト
人間用の薬は、ペットが届かない引き出しやキャビネットに必ず保管してください。床に落ちた薬を誤って食べることが、最も多い事故です。飼い主さんの判断で人間用の鎮痛剤をペットに与えないでください。イブプロフェンだけでなく、アセトアミノフェン(タイレノール)やナプロキセンなど、ほとんどの人間用の消炎鎮痛剤はペットにとって危険です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Peterson ME, Talcott PA. Small Animal Toxicology, 3rd Edition. Blackwell's Five-Minute Veterinary Consult Clinical Companion. Wiley-Blackwell.
[2] Schaer M. Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Edition. CRC Press.
[3] Plumb DC. Plumb's Veterinary Drug Handbook, 10th Edition. Wiley-Blackwell.
[4] Norsworthy GD et al. Feline Emergency and Critical Care Medicine, 2nd Edition. Wiley-Blackwell.