犬が大麻の成分を摂取すると、ふらつき・尿もれ・けいれんなどの神経系の症状が現れます。摂取直後にすみやかに動物病院を受診することが、回復の鍵となります。


今すぐ緊急動物病院へ連れて行かなければならない症状
次の症状のいずれかが見られた場合は、自宅で様子を見ず、直ちに24時間対応の動物救急病院へお越しください。 • 発作または全身の震え • 意識がない、または目覚めない • 呼吸が遅い、または不規則である • 体温が38℃以下に低下する • 2時間以上立ち上がれない

小型犬、高齢犬、基礎疾患のある犬はさらに危険です。
体重が軽いほど、同じ量でも血液中の毒素濃度が高くなる可能性があります。特に肝疾患のある犬、何でも拾って食べやすい犬、MDR1遺伝子変異を持つ犬種は、教科書で挙げられている危険因子であり、より急速に重症化することがあります。エディブルにチョコレートやキシリトールが含まれている場合、大麻の毒性に加え、チョコレート中毒や低血糖も併発するため、特に緊急事態として扱う必要があります。


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Wismer T, Gwaltney-Brant S. et al., Blackwell's Five-Minute Veterinary Consult Clinical Companion: Small Animal Toxicology, 3rd Edition, Wiley-Blackwell, 2022
[2] Schaer M. et al., Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Edition, Manson Publishing, 2022
[3] Plumb DC., Plumb's Veterinary Drug Handbook, 10th Edition, Wiley-Blackwell, 2023
[4] Drobatz KJ, Costello MF. et al., Feline Emergency and Critical Care Medicine, 2nd Edition, Wiley-Blackwell, 2018