犬の雷恐怖症は、雷鳴や稲妻に対して過度に反応する行動障害です。ストレス反応により危険な行動を起こす可能性があるため、早期のケアが必要です。



すぐに動物病院を受診が必要な場合
犬が雷鳴に対して、自分自身を噛んだり舐めて傷を負ったり、息切れやパンティングが止まらなかったり、逃げ出そうとして怪我をするリスクの高い「ボルティング(突発的な逃走)」行動を示す場合は、直ちに動物病院を受診してください。恐怖や不安が深刻になるほど、同じ薬剤でも反応が遅くなり、より高い用量が必要となるため副作用のリスクが高まります。そのため、症状が重度な段階に進む前に早めに専門的な支援を受けることが安全です。このような強いストレス反応は、犬の福祉と安全を脅かす可能性があります。



再発を防ぐための注意点
犬が恐怖を感じているとき、無理やり音にさらしたり、逃げられないように閉じ込めて強制的に近づけさせたりすると、かえって恐怖心を増幅させる可能性がありますので、避けてください。対立的で強制的な訓練方法よりも、安全で静かな空間でストレスを軽減するアプローチが推奨されます。飼い主さんが落ち着きを保ち、普段の生活リズムを維持しながら、犬が自ら落ち着ける環境を整えることが、再発防止において重要です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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