猫の高血圧はタンパク尿を引き起こすことがあり、これは腎臓障害の初期のサインです。定期的な健康チェックと早期の対応が重要です。



直ちに動物病院を受診すべき基準
猫が突然視力が低下したり、嘔吐を繰り返して元気がなくなったりした場合は、すぐに病院へ連れて行ってください。これは高血圧による脳出血や網膜剥離の危険な兆候である可能性があります。早期の治療は、さらなる臓器の損傷を防ぎ、予後を改善するのに役立ちます。



品種別の注意点と再発予防
猫のうち、ペルシャ、ブラックペルシャ、ブリティッシュショートヘアなどが高血圧のリスクが高いという明確な証拠は、現時点ではありません。しかし、高血圧は年齢が高くなるほど発症リスクが高まります。特に慢性腎臓病や甲状腺機能亢進症がある場合は、注意が必要です。再発を防ぐため、3~6ヶ月ごとに定期検診を受け、血圧と尿検査を繰り返しましょう。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
| 項目 | 段階 | 血圧の数値 | 主な症状 | 対処方法 |
|---|---|---|---|---|
| 軽症 | 140〜159mmHg | 無症状または軽微な症状 | 尿タンパクが軽微、視力の変化なし | 食事調整、定期検診、薬物は使用しない |
| 中等症 | 160〜179mmHg | 視力低下、無気力、食欲減少 | 尿タンパクの増加、腎機能の低下 | 降圧薬の服用、低塩分食、3か月ごとの検診 |
| 重症 | 180mmHg以上 | 視力喪失、嘔吐、血尿、無気力 | 網膜剥離、脳出血のリスク、腎機能の急激な低下 | 直ちに病院を受診、強力な薬物治療、入院が必要 |
血圧測定は、獣医師が正確な機器で繰り返し測定してこそ正確です。単回の測定は信頼できません。
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[1] Acierno, M.J., Brown, S., Coleman, A.E. et al. (2018). ACVIM consensus statement: guidelines for the identification, evaluation, and management of systemic hypertension in dogs and cats. J. Vet. Intern. Med. 32: 1803–1822.
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